2018年4月23日月曜日

コアスタッフ紹介 てぃあちゃん

初めまして、広報チーフをやってます、坂本克也です。
特徴は足が細いことです。
去年の富士登山です。標高2000mくらいで空気の薄い中、元気に飛び跳ねています。
[自己紹介]
東京大学 大学院 工学系研究科 航空宇宙工学専攻 川口研究室所属です。
現在修士2年(大学院2年目)ですが、学部の時は京都大学に所属していました。たまに関西弁が出ます。
かつやとかかっちゃんとかてぃあちゃんとかもってぃとかてぃあぬすとかいろいろ呼ばれるのですが、てぃあちゃんにしよう言われたのでてぃあちゃんと呼ばれたら返事をします。
ちなみになんでてぃあちゃんかというと、大学の同期に、誰にでも「てぃあぬす」をつけたがる友人がいました(たぶん世界史選択だったんだろうな)。
あだてぃあぬす あすてぃあぬす ののがきあぬす さかもてぃあぬすみたいな感じで。
それでなぜかさかもてぃあぬすだけ定着してしまったのですが、長いから呼ぶのめんどくさいと言い始め、さかもてぃあぬす→てぃあぬす→てぃあちゃんと短く落ち着いたわけです。(勝手ですよねえ)
趣味は外出です。家にこもることはほとんどないです。上の写真を見たらわかると思いますが、あくてぃぶな星の生まれです。ソフトテニスとか、旅行とか、映画とか、とにかく多趣味です。
最近は就職活動をしていて、面接で「短所は?」と聞かれると、「表情が薄いことです。」と答えるくらいにはリアクションが薄いらしいです。ただ内心はハイテンションです。リアクションが薄くてもめげずに話しかけてください。
ちょっと古いかなww
[研究紹介]
私は、「探査機が自動で小惑星に着陸するためにはどうすればよいか?」を考えています。探査機はやぶさや、はやぶさ2はみなさんご存知ですね。これらの探査機が小惑星に着陸するときには、地球のオペレーターさんが、探査機の撮影した画像を元に、探査機が今どのあたりにいるのか推定します。そして探査機の軌道を修正するための指令を送り、それによって探査機は小惑星に向かって降りていくことができます。
はやぶさ、はやぶさ2の着陸のイメージ。基本的には、地球と通信しながら着陸を目指します。

 スマホでLINEをするとき、送信したメッセージはすぐに相手の元に届きますよね。しかしそれはメッセージが瞬間移動しているわけではありません。メッセージは、電波によって、光の速さで伝わっていきます。光の速さというのは、1秒で地球を7周半できるくらいには速いので、地球上で電波は一瞬で伝わります。でも、宇宙は限りなく広大です。探査機が向かう遠くの星に電波を届けるには、とても時間がかかってしまうのです。LINEのメッセージを木星に送るには、片道で40分ほどかかるとか。(笑)
 そこで、最近自動車の自動運転のニュースをよく目にしますが、探査機も自動運転を目指しているのです。どういう方法なら探査機が自動でうまく着陸できるのか、小惑星の模型を使っていろいろなシミュレーションを行っています。
[意気込み]
私が高校生だったときには、部活に明け暮れ、きみっしょんなんてものがあることを全く知りませんでした。大抵の人はそうでしょう。そんな中できみっしょんのことを知り、応募してくれたみなさんには、ここでしかできない経験がして欲しいと考えています。これは、私だけでなく、スタッフ一同の総意です!
この企画が、これから将来に向けた選択をしていくみなさんの力に、少しでもなれればいいなと思っています。

それではみなさん、当日お会いできるのを楽しみにしています!

てぃあ

2018年4月16日月曜日

コアスタッフ紹介 まえしー

こんにちは、「まえしー」こと前嶋宏志です!
今年は、「生活サポート(生サポ)」のチーフとしてみなさんをサポートしていきます。
よろしくお願いしますー。
図1:趣味の手品の写真です。こういうことしてます。
【自分について】
東京大学 理学系研究科 物理学専攻所属の博士課程 1年です。
宇宙研生活は3年目ですが、きみっしょんに携わったのは去年からです。
普段は、赤外線グループの中川研究室(http://www.ir.isas.jaxa.jp/~nakagawa/research/index.html )
で、「赤外線」を使って「原始惑星系円盤(惑星のできる場所)」の研究をしています。

 趣味は手品で、大学に入った頃からやっていて、今年で7年目ですかね。
手品のイメージとしては、トランプとかハトとかのイメージがあるかと思います。が、僕が専門としているのは上の写真のような和風の手品です。和傘とか扇子とか、ステージ全体を使って派手なことができるのが楽しいです!準備が大変なので気軽に見せれないのが難点ですが…


【研究内容】
 惑星ができる場所「原始惑星系円盤」を,「赤外線」を用いた観測によって研究しています。

 生まれたばかりの星 (百万~千万歳くらい) は、その周りに原始惑星系円盤と呼ばれるガスとダスト (非常に小さい砂粒のようなもの。 “ちり” とも言います) からなる円盤を持っています。この円盤の半径は太陽ー地球間距離の100~1000倍 (!) もあって、とっても大きいです。

 実はこの原始惑星系円盤の一部のガスやダストが集まって惑星ができていると考えられています。しかし、「どうやって惑星ができたのか」は、まだわからないことが色々残っています。僕はそのわからないことの中でも「どうやって、惑星の材料となる原始惑星系円盤は消えていくのか」を研究しています。「赤外線」を使って観測するのは、円盤中のダストが赤外線でとっても光るからです。ちりの消失の仕方を見てやることで、どういう物理的過程で円盤が消えていくのかを明らかにしようとしています。

図2:原始惑星系円盤の想像図。円盤の中にちょこっとある球体が生まれたての惑星です(あくまで想像図ですが。。)(提供:国立天文台)

 今研究で使っているのはISASを中心として開発した 赤外線天文衛星「あかり」(https://www.ir.isas.jaxa.jp/AKARI/index-j.html )の遠赤外線全天画像です。これを使うメリットは、ほとんど空の全方向を観測しているので、たくさんの天体の遠赤外線情報を得られる点です。「あかり」は今はもう運用終了しているのですが、彼女の残してくれたデータを元に研究を行なっています。

図3:「あかり」による遠赤外線全天画像 (提供:ISAS/JAXA)。きれいですね。中心の白い線は銀河面、引っかき傷みたいに見えるのは観測されていない領域です。


【意気込み】
生活サポートチーフとして、皆さんの生活をサポートします。
ですので、みなさんは存分にきみっしょんを楽しみ、頑張ってください!

まえしー

2018年4月12日木曜日

コアスタッフ紹介 おのD


みなさんこんにちは。第17回きみっしょんの事務局長を務めることになりました。
「おのD」こと小野寺です。根暗なのに局長って大丈夫かなあ。。。
国際ワークショップでインタビューを受けた時の写真です。
営業スマイル中です。いつもはもっと地味な子です。


[自己紹介]
僕が所属するのは総合研究大学院大学といって、大学院課程のみを持つちょっと変わった大学です。ざっくり言うと、研究者を育てることに特化した学校だと思ってください。研究室は、太陽系科学研究系の田中智研に所属しています(https://planetb.sci.isas.jaxa.jp/luna/index.html)。
趣味はプラネタリウム読書です。
プラネタリウムは見るだけではなく、投影するのも好きです(某博物館で投影経験有り)。ちゃんと学芸員の資格も持っているので、今すぐにでも博物館で働けます!星座解説は、止められなければ、3時間ぐらいは普通にできますよ笑。好きな天体は色々ありますが、初めて望遠鏡を通して見た天体であるオリオン大星雲(M42)ですかね。今まさに新しい星たちが誕生している場所で、とても神秘的な天体だと思います。
高校生の時は、文系だったこともあり、本を読むのも結構好きです。最近はジュール・ベルヌの「月世界へ行く」を読んでいます。プラネタリウムで話すネタになりそうです。あとは、数学を題材にした本がマイブームですかね。「青の数学」や「はじめアルゴリズム」なんかがオススメです。「数学ガール」も読みたいけど、ちょっとお高めで手が届いていません。。。
 
[研究紹介]
元々銀河の形成に関する研究がしたいと思い、大学に入りました。しかし、学部2年生の時にNASAに訪れたことがきっかけとなり、月の研究をしたいと思うようになりました。アポロ計画に影響されたんでしょうね(図1)。来年は人類初の月面着陸から50年です!ちなみに今年はアポロ17号から45周年ですね。この前参加したヒューストンでの学会にアポロ17号の宇宙飛行士ジャック・シュミットさんが来てました!最初は気づかなかったけど、実は近くに座っていたという。。。びっくりしました。今でも現役バリバリの研究者です。
図1. サターンVロケット(左)とアポロ宇宙飛行士が持ち帰った月の石(右)
NASAでは、アポロ計画で使われたロケットや管制室、宇宙飛行士の訓練施設などを見てきました。中でもお気に入りは、写真の二つです。特に月の石(右)は、アポロのリターンサンプルを実際に触ることができるので、ヒューストンを訪問する際は、絶対にチェックしてください!
現在、僕は、月の内部構造を明らかにするという研究をやっています。天体の内部構造は、その天体の起源と進化を反映した構造になっています。簡単にいうと、月の内部構造を調べ、どうすればそういう構造になりますか?ということを考えることで、月の起源と進化を推定するといった感じです。
では天体の中身を知るにはどういう方法があるのでしょうか?
答えとしては、熱・重力・電磁波・地震波等を使った方法が考えられますが、僕の研究では地震波を使って内部構造の推定を行っています。日本人の感覚からすれば、「地震=自然災害」、「地震学者=防災・地震予知を考える人」みたいなイメージがあるかもしれません。しかし、本来、地震学は地球の内部構造を決めることに焦点をおいた学問なのです。地震波を使って内部構造をどうやって調べるのかについてはここでは割愛しますが、原理としてはスイカを叩いて中身が熟しているかどうか確かめるアレを想像してもらえば良いかと思います。音(波の周波数)が高ければ中身はまだ硬いし、低ければ熟しているといった感じですね。
地球では地震波を使って中身を推定してきましたが、月はどうなんでしょうか?
実は月でも地震は起きていて、月震(げっしん)と呼ばれています。アポロ計画(1969-1972)で月面に地震計が置かれたことで、その存在が明らかになり、8年間ほどの観測で約12,000の月震が観測されました。月の地震と言ってもそのメカニズムは地球とは大きく異なっており、そのほとんどが未だ解明されていません(そこも面白いところではあります)。ともあれ、月震データがあれば月の内部を探ることはできます。
あれ?でも50年前に取られたデータなんだからいろんな人がもう解析しているんじゃないの?と思った人!鋭いです!その通りなのですが、実はまだ月の内部構造はよくわかっていないのが現状なんです!月震のデータはたくさんありますが、データのクオリティーが低く、精度良く内部構造を決められないというのが研究している人たちの意見です。
そこで、僕の研究では、かぐややLunar Reconnaissance Orbiter などの最近の月探査機のデータとアポロの月震データを組み合わせることで、過去の研究よりも精度良く内部構造を決めるといったことや、PC上に月の構造を読み込んで月震波がどのように伝わるのか数値シミュレーションを行ったりしています。最近の僕の研究で、月の小さな地形でも月震波のエネルギー輸送に大きな影響を与えることがわかってきました(図2)。
図2. 月の地形が月震波伝搬に与える影響
左が地形の影響を考慮していない場合、右が地形の影響を考慮した場合です。赤い波はP波(縦波)、緑がS波(横波)です。地形の有無によって、波の振る舞い方が大きく異なるのがわかると思います。


現在、田中智研では新しく月に地震計を設置するべく、APPROACHという計画を提案しています。この計画では、地震計や熱流量計を搭載したペネトレーターと呼ばれる槍型の機器を軌道から落下させ、月につき刺して観測を行います(図3)。ペネトレーターは宇宙兄弟にも出てきているので、知っている人もいるのではないでしょうか。ペネトレーターは月だけではなく、他の天体にも応用が可能なので、今後が楽しみな技術だと思います。APPROACHの応援をよろしくお願いします!


図3. ペネトレーターを用いた月震と熱流量観測のイメージ図
APPROACHでは、主に隕石衝突で発生する月震を用いて、月の地殻構造を決定することを大きな目標としています。
[意気込み]


事務局のお仕事としては、
高校生のみなさんが宇宙研で快適に過ごせるようにサポートすること
が最大の役割だと考えています。
参加者のみなさんには、ミッション作成に全力で取り組んでもらいたいと思っているので、こちらも最高の環境を提供できるように努めます!


あと、高校生といえば、将来のことをどうしても考えてしまいますよね。僕が高校生の時は、進路選択に頭を悩ませていた記憶があります。でも、色々な所に行って、たくさんの人と話したことで視野が広がり、最終的には文系から理系に乗り換えて現在に至っています。きみっしょんスタッフには、いろいろな人がいるので、気軽に話しかけてみてください。きっと進路選択の幅が広がると思います。
僕自体は元々教育学部で学芸員の資格も持っているので、教員になりたい人博物館で働きたい人については詳しいお話ができるかと思います。


それでは、きみっしょん当日にお会いできるのを心待ちにしています!


おのD

2018年4月10日火曜日

きみっしょんとは???

きみっしょんとはなんぞや???
ブログの第一回更新として、そんな疑問にお答えしましょう!!!


今年の夏休みに、第17回 君が作る宇宙ミッション が開催されます。
今まで知らなかった方も多いかもしれませんが、実はこれまで16回も開催されているんです。びっくり。


ざっくりした説明をすると、きみっしょんとは、
JAXA(宇宙航空研究開発機構) 相模原キャンパスで開催されている、 高校生を対象にした研究体験型の教育プログラムです。 高校生は、数名のチームを組んで、仲間と共に1つのミッションを作りあげます(ISASHP)
ということです!



まあ、言葉で色々説明するよりも、これまでのきみっしょんの様子を見てもらった方がわかりやすいと思うので、昨年のきみっしょんの様子とともに、きみっしょんとは何か、わかりやすく解説していきます!(わかりにくかったらごめんなさい。。。)


第16回きみっしょんの参加者とスタッフ


写真の外が暗いのがおわかりいただけますでしょうか。そうです、きみっしょんは1日だけの気軽なイベントではありません。5日間、宇宙研に泊まり込みで、朝も夜も白熱した議論を繰り広げるのです。まさに地獄の5日間なんてことはなく、笑いあり、涙ありの充実した5日間です!


5日間毎日ひたすら議論なの?と思うかもしれませんが、そういうわけでもありません。ここからは、きみっしょん5日間の流れをざっと見ていきましょう。



1日目、研究所の最寄り駅に集合し、みんなで宇宙研へ向かいます。
到着すると、院生スタッフからの暑苦しい歓迎が、、、、



到着してすぐ、みんなで一枚。まだ笑顔がぎこちないですね。笑
初日はみんなでブレインストーミング。とにかく自由に思いついたことを書きまくり、これからどんなミッションを作っていくのかを話し合います。さてさてどんなミッションになるのやら。。。。
高校生と院生スタッフはご飯も一緒に食べます。ちょっとずつ打ち解けてきたかな。。。。。
2日目以降も議論は続きます。みんな真剣!
このホワイトボードを見ていただければ、議論の激しさがわかることでしょう。


しかし、議論だけがきみっしょんではありません。参加者のみなさんにいろんな体験をしてもらうためにも、他のイベントも用意しています!!
研究の現場を間近で見れる所内見学。
普段は見れない貴重な実験の様子を見学させてもらいます。院生スタッフも興味津々です。笑


院生ミニ講義のコーナーでは、院生スタッフが自分の研究について紹介してくれます。ちょっと内容が難しいかもしれませんが、当然です。スタッフは何ヶ月も、何年もかけて一生懸命研究をしているのですから。


こういったコーナーも用意していはいるものの、メインはミッション作成です。そろそろ議論に戻りましょう。
少しづつ議論が進んできたところでの中間発表。例年、ここではどの班もコテンパンにされます。笑
めげずに反省会!!!さらにミッションのブラッシュアップを目指します。
中間発表からさらに議論を重ね、発表練習なんかもします。
準備万端(?)さあ最終発表!!
こんなにたくさんの人の前で最終発表会は行われます。厳しい質問にも答えられるでしょうか。。。。。


家に帰るまでがきみっしょんです!
みんな初日よりいい顔をしていますね。




ほかにもここには書ききれないほど
盛りだくさんの5日間です!!!


きみっしょんでは毎年、一年前とは違ったメンバーでイベントを企画しています。
来年のきみっしょんではここにはない企画があるかもしれませんし、ここに書いた企画がないこともあります。
きみっしょんに参加した高校生には、ここでしかできない経験がしてほしい!
そんな思いをもってスタッフたちも議論を重ね、イベントを企画しています。
この5日間は楽しいことばかりではないかもしれません。辛いこともあるかもしれません。しかしそれは、みなさんにとってかけがえのないものとなるでしょう。そうなることを目指して私たちはこのイベントを開催しています。



とにもかくにも、きみっしょんに少しでも興味を持ったみなさん、すぐに応募の準備をしましょう!!!
募集要項は近日公開予定です!!!!!
気力溢れるみなさんの参加をお待ちしております!!!!!!!


※こちらのブログでは今後、スタッフの自己紹介や、きみっしょん当日の様子などをアップしていきます!要チェックです!!
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